哲学思想が文学に与える影響(1)
2020年04月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

哲学思想と文学におけるその影響(1)

【本紙:ムスタファー・ルガティーリー】

哲学思想が与える文学への影響はひとつの方面にとどまるものではなく、詩や物語、小説にも及んでいる。この影響は近代にはっきりと現れた。近代、特に第一次世界大戦以降、文学テキストは哲学的苦悩に抑え込まれている。第二次世界大戦後、ますますこの傾向は強くなった。文学の研究者は、一般に、あらゆるジャンルの文学テクストにいろいろな哲学的潮流の痕跡をたどることができる。それで、近・現代詩人のカシーダには、大抵、実存哲学や不条理と無意味の哲学、懐疑主義哲学といった哲学思想の影響をみてとれる。このような影響は小説においても同様である。この点については、ジョン・ポール・サルトルやアルベール・カミュなどの特定の文学者の名前をあげることができる。また、戯曲も例えばサミュエル・ベケットの作品に見られるように、不条理哲学的傾向の影響を受けている。

文学における哲学の影響の重要性を理解するためには、アラブのそして世界中の文学者と彼らの作品からこの影響を明らかにして文学マニアに語り、このこと(重要性)を示さなければならない。

(2)につづく 

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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:49005 )