パレスチナ:国連大使「イスラエルによる併合拡大に対抗しあらゆる方面へ働きかけている」(1)
2020年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナのリヤード・マンスール国連大使が本紙向けにコメント:イスラエルによる併合決定に対しあらゆる方面へ動いている

【ニューヨーク(国連):本紙】

パレスチナのリヤード・マンスール国連大使は、本紙向けの独占的声明の中で「国際組織のパレスチナ代表団は、占領下のパレスチナ領土でのイスラエルによる違法な併合計画に対抗する人員を動員するため、アラブ連盟の支持を受けたイニシアチブグループの立ち上げに取りかかった」と述べた。

これに先立ち、同グループは、今月6日にアントニオ・グテーレス国連事務総長と非公開のビデオ会議を通じて会談し、一連の活動を始動していた。これは今年の4月30日に開かれたアラブ臨時首脳会議に続いて行われたが、同会議の目的はイスラエルがパレスチナ領土の併合を決定したことによって顕在化した脅威を説明することだった。その代表団にはパレスチナのマンスール国連大使以外に、マージド・アブドゥルアズィーズアラブ連盟代表国連特使、今月のアラブ連盟の議長、カタールとクウェートからのメンバー全員を加えたオマーンを議長とするアラブ・トロイカも含まれていた。

マンスール大使は以下のように述べた。「アラブ・グループは国連安保理議長、エストニアのスヴェン・ジュールゲンソン国連大使、ティジャニ・ムハンマド・バンデ国連総会議長、複数のEU大使と会談した。同じく近日中に複数の地域グループ、非同盟国グループ、イスラーム協力機構とも会合を行う予定である」。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:49088 )