シリア:ロシア・トルコ両軍がM4高速道路で13回目の合同パトロールを実施
2020年05月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イドリブの静かな空気の中で:ロシア・トルコの合同パトロール隊がM4高速道路の3分の1の通行を妨害

【本紙、マンハル・バーリーシュ】

先週の木曜日(28日)、ロシア・トルコ両軍は13回目のパトロールを完了した。このパトロールは、ラタキアとアレッポを結ぶM4高速道路上にあるタルナバ村付近から始まり、アリーハー市西部のアウラム・ジャウズ村に至るまで行われた。同村は、新旧の高速道路の合流地点である。ちなみに新道路は建設途中であり、クウェートのカラフィー社が道路および橋梁の建設を監督していた。

パトロール隊はアウラム・ジャウズ村を通過し約3㎞西へ行き、カフル・シャラーヤー村に到着した。そして24㎞を往復し、道路の通行を妨害したのだ。パトロール隊は道中の多くの地区で投石を受けている。その中で最も投石が激しかった地区が、ザーウィエ山とイドリブ市を結ぶM4高速道路の中で最も標高の高い場所に位置するアリーハー橋であった。

また、複数の活動家が配信した動画は、合同パトロール隊がロシア軍車両3両とトルコ軍車両3両からなる6車両で構成されており、国民解放戦線が国際道路の両側に駐留するのと共に行動していることを明らかにした。一方で、シャ―ム解放機構は、前回のように大規模な抵抗を行っていないM4高速道路へ通じる複数の道路への攻撃を呼びかけた。また、パトロール隊は上空にトルコの偵察機とロシアの戦闘機を引き連れていた。そして、トルコ軍の兵士らは道路にほど近い軍事拠点に派遣されている。

(後略)

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( 翻訳者:清水杏 )
( 記事ID:49224 )