ルーミーナーさん殺害事件に関する新たな詳細 どの電話連絡がルーミーナーさんの父を狂気へ駆り立てたのか
2020年06月02日付 Hamshahri 紙


 13歳のルーミーナーさんは父の家で瞼を閉じると、その後再び開くことはなかった。父レザー・アシュラフィーが娘ルーミーナーさんの首に鎌で致命的打撃を与え、彼女の人生を終わらせた時、時計の針は午後6時を過ぎていた。彼女の罪は、およそ15歳年上の28歳のバフマンという名の青年と駆け落ちしたことであった。最近、ルーミーナーさんの父方のおじは、ルーミーナーさんの殺人について新たな話を明かした。

【ハムシャフリー電子版】アスレイラン紙によると、相思相愛だったバフマンとルーミーナーさんが殺害される5日ほど前に※駆け落ちしていたのは、このようにすることで[結婚を認めてくれそうもなかったルーミーナーさんの父親を動揺させるため(動揺させることで結婚を認めてもらうため)に家を出て]彼女の父親の結婚の許可を得るためだったが、ルーミーナーさんに起きた悲惨な出来事によって彼らの人生の進路は変わってしまった。では、レザー・アシュラフィーは本当にルーミーナーさんを殺す意図はあったのだろうか?

 ルーミーナーさんが殺された日に戻ろう。ルーミーナーさんの父は、[娘が拉致されたと検察庁に訴え、警察がバフマンとルーミーナーさんを逮捕した後、]警察署から親族の一人の家に行っていた娘を家に連れ戻したばかりであった。親族は皆、彼は娘に対し穏やかに接していたと言う。非常に穏やかだったので、その時彼は演技をしていたのではないかと今では皆が想像するほどだ。しかし、現実は異なる・・

 レザー・アシュラフィーは家に着くと、再び買い物のために外出する。彼は、義父の家に立ち寄り、現在はその上手にルーミーナーさんの墓がある場所[にあるお店]に向かう。アイスと石鹸を買い、家の方向へ帰る。ここから家まで徒歩10分の道のりである。その10分間に電話で連絡が取られる。ルーミーナーさんのおじによると、バフマンは彼女の父に連絡して彼女との関係について話したのだが、そのことがレザー・アシュラフィーを狂気へ駆り立てた。

 バフマンは、すべての駆け落ちする者と同様に、[電話を通して]とどめの一撃をルーミーナーさんの父に与えれば彼も娘を追放[絶縁]すると想像していた。しかし、彼は実際にはこの連絡でルーミーナーさんにとどめの一撃を与えるのだ。バフマンはこの行為を過度に行い、レザー・アシュラフィーのような、あらゆる行為を実行する準備が万端の狂信的な男性を狂気の境界へ導いたのだ。今までのところ、こういった行為をした者は他にだれもいない。

※訳注:ここで便宜的に駆け落ちという表現を用いているが、日本文化で伝統的に用いられる意味とは厳密にはそぐわない。実際は、両親から結婚の同意が得られなかったルーミーナーさんにバフマンが家から逃げて2人で生活しようとそそのかし、ルーミーナーさんが家出した後、(ルーミーナーさんの家族から結婚の同意を得られるまで)彼女と共にバフマン側の家族の家に滞在していたという経緯であった。

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( 翻訳者:YH )
( 記事ID:49327 )