新型コロナウイルスが未だ蔓延する中,衛生的で健康に良い食事を職場で摂るためにどのようなことをするべきだろうか? より健康的に仕事を
2020年06月28日付 Jam-e Jam 紙


 働く人の多くは,自身の一日の大半を職場で過ごす。家の冷蔵庫が使えず家での食事の材料がほとんど普段通り手に入らない場所では,多くの人が食事に関して3つのアプローチを採る。

 一つ目の[アプローチを採る]グループは,家で食事を摂る以上に、[職場で]昼食や間食を摂ったり、同僚に食べ物をあげたり、隣の部署の同僚と朝食や午後の軽食を少量摂るなどし、通常はこの過食の結果を腹周りのサイズや体重の増加に見てとることができる。
 二つ目のグループは,仕事中,不健康な食べ物を度を超して食べ,この結果,概して栄養の問題に直面してしまう。
 三つ目のグループも,一般的に朝食と夕食という基本の食事以外で,一日中、間食、また果物や野菜類を食べることにほとんど注意を払わず、このことにより、摂食障害等の他の問題や、基本となる一日に1、2回の食事の際の食べ過ぎによる体重の増加を引き起こしてしまう。
続いて、職場での食事の重要6原則と、新型コロナウイルス蔓延期に食事を摂る際の注目すべき点を一緒に検討していこう。

*健康的な食事を
 時に残業も加わる8時間の労働は,一般に,食事を摂らないことの原因となっている。食事のための時間が考慮されたとしても,出来合いの食事を食べることで空腹を満たそうとするだけで仕事を再開している。しかし考慮しなければならない重要な点は,たとえ食事時間が10分だとしても,健康的な食事をとらなければならない,という点である。
缶詰を繰り返し食べることやファストフードのように健康的でない食べ物を食べること,また,オフィスの冷蔵庫に入っている前日の食べ残しを食べることは,次第に消化器官に問題を惹き起こす原因になることがある。これゆえ,健康の第一条件は、健康的な食事だということを常に念頭においておくべきである。

*適量に
 別の問題に,食事量の変化がある。これは一般的に,健康的な食事の方法に混乱を生じさせ,適切でない体重の増減を引き起こす。職場で食べる食事量は,常に一定の量でなければならない。何らかの理由で食欲がなく、その日だけは食べたくない、ということでなければ、そうするべきである。週のうちで食事の量が増えたり減ったりすることは,食事をするうえで問題である。これゆえ,常に自身にとっての適切な食事量を把握し,その量の食事を摂るべきである。たとえー衛生上守るべき点を守ってー同僚の食べ物を何口かもらって食べるつもりだとしても、である。その数口を、摂取する食事量を測る際に考慮に入れなければならない。

*沢山の水分補給を
 職場に一歩足を踏み入れると,すべてを忘れるほど忙しくなる。一般的に忘れがちで,しかし決して忘れてはならない最も重要なことの一つは,水分補給である。水分摂取は日々細胞にとって必要であり,もし十分な補給が出来ていない場合には,体の機能の多くが乱れてしまう。めまいや吐き気,偽の空腹感,元気が出ない,などその他多くの症状は体の水分不足を表す。それゆえ,毎日水筒を持ち歩くのが良い。それをデスクの上や目の届く所に置き,常に少量でも飲むようにしなければならない。もしあなたの仕事が肉体労働で、エネルギーをたくさん消費して汗をかくものであるなら,必要な水分の量は,デスクワークをする人たちよりも多いのである。

*健康的に,十分な量を,かつ適切な時間に
 職場は、不健康な食事を不適切な時間に摂り過ぎてしまいやすい環境である。例えば、たとえ家で朝食を食べていたとしても、職場で朝食が用意されていると、同僚と一緒に何口か食べずにはいられない。 (もちろん今は新型コロナウイルスが蔓延しているため注意が必要であり、一緒に食事をしないようにしなければならない。衛生規定を完全に守る場合は別であるが。)
同僚があなたに食べ物をくれようとしたときには,それを断ることはめったにない。それゆえ必要以上のエネルギーを、適切でないときに,時に多すぎる量が体内に摂取されてしまう。ゆえに,食べ物を職場で食べる前には,常にこれらのことに注意するべきである。

*タンパク質の管理を
 我々の体は,(体の)修復や回復のためにタンパク質を必要とする。もしもあなたの仕事が肉体労働であり,仕事中に怪我をする可能性があるならば,必ず日々特定の(必要な)量のタンパク質を含んだ食事―できれば動物性のものを,そうでなければ良質で植物性のもの―を,体が傷を修復できるように摂取するべきである。タンパク質を摂取するのは,昼食の際にする方が良い。

*付け合わせを一緒に
 食事の付け合わせとして,またはもし職場で朝食を食べるならば,果物や野菜を食べなければならない。このために,必ずサラダやマーストヒヤール[キュウリ入りヨーグルト]やサブジーホルダン[ハーブと生野菜のサラダ]を昼食や夕食の時に食べるのが良い。朝食の際も,トマト1つとキュウリ1本を食べることを怠らないようにするべきだ。間食にも,他の食べ物よりも果物を食べる方が良い。

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( 翻訳者:MS )
( 記事ID:49540 )