エジプト:デンデラ神殿は上エジプトの悪天候にいかに対抗したか(1)
2020年11月26日付 Al-Ahram 紙


■古代エジプトの叡智――デンデラ神殿は上エジプトの悪天候にいかに対抗したか

【カイロ:本紙】

デンデラ神殿の監督者アブドゥルハキーム・サギール氏が語ったところによると、最も重要な神殿の一つであるデンデラ神殿の屋根にある雨樋の重要性は、神殿の屋根から雨水を排出することにあるという。ライオンに象られたデンデラ神殿の屋根は高度な芸術美を特徴としており、今も観光客や訪問者の目を惹きつけている。

同氏が本紙に対して明らかにしたところによると、雨樋の発明そして神殿および墳墓の豪雨からの保護は、世界がエジプト文明を通じて知ることになったエジプト自身の功績である。また雨や水害を克服するため、上エジプトの全てのファラオ神殿には雨樋が存在するという。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山下聡一郎 )
( 記事ID:50253 )