レバノン:SNSの炎上を巻き起こしている讃美歌(1)
2021年02月12日付 Al-Nahar 紙


■讃美歌「アナー・アル=ウンム・アル=ハズィーナ」…この讃美歌に関する誤った諸情報、これはあなたたちが知らなければならないことである(1)

【ベイルート:本紙】

テーマは讃美歌「アナー・アル=ウンム・アル=ハズィーナ」である。SNS利用者の間で話題に上げられ、宗教や音楽関連のウェブサイトが言及していること、それは「ラフバーニー兄弟こそが讃美歌の作曲を行い、その歌詞を書き上げた」ということだ。その一方で、他の人々は音楽家の故エリヤス・ラフバーニーがその作者だと主張している。しかし、現在讃美歌をめぐって繰り広げられている議論はさておき、知っておくべきは、拡散されている讃美歌にまつわる諸情報は一切間違っている、ということである。マロン派総大司教典礼問題委員会内の教会音楽委員会コーディネーターであるユースフ・タンヌース神父が本紙に話したところによると、その讃美歌は「非常に古いシリア語の歌曲で、数千年の歴史がある」のだという。讃美歌のテキストは17世紀に遡ることができ、総大司教典礼問題委員会聖歌支部のユーハンナー・ジュハー神父によると、この連禱の作詞者は18世紀・ベイルートにおけるアブドゥッラー・カラーイリー大司教である。

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:50692 )