シリア:ダマスカス市内でライオンを引き連れた若者の映像がSNS上で拡散される
2021年06月29日付 その他 - al-Durar al-Shamiya 紙


■ダマスカス市の路上でライオンを引き連れた若者が歩き回る

【ドゥラル・シャーミーヤ】

SNS上で今日火曜日、アサド政権の支配下にある首都ダマスカスの中心部で、雌ライオンを引き連れて歩いている若者を映したビデオクリップが拡散された。

このビデオでは、10代と思われる若者が、鎖に縛り付けた雌ライオンを率いながら、歩行者で混みあったダマスカス市内の通りを歩き回る様子が映されている。

ライオンはどう猛かつ危険な動物であり、その本来の生息地は森である。そのため、この慣れない光景は、若者が行進した際通りに同時に居合わせた通行人たちに驚きと衝撃をもたらした。

SNSのユーザーたちは、民間人の命を危険にさらすような行動に対するアサド政権の沈黙を非難しつつ、今回の事件に対する怒りと不満を表明した。

アフマド・ジャドゥ―ウと名乗るユーザーは以下のようにコメントした。「森林(のような)生活のさなかに捕食性動物の存在に驚くな」。

ムハンマド・スィートと名乗るユーザーは以下のように追記した。「まず、ライオンの飼い主はシリアで毎日3キロの肉を彼女に与えることができるというのだろうか?彼女は一頭だが、少なくとも月に百万シリアポンド相当の肉を必要とするのだ」。

ここ最近、アサド政権が管理する地域では、殺人、強盗、レイプおよび詐欺の件数が増加していることから、これまでにないほどの不安が広がっている。一方これらの犯罪には、ほとんどの場合、シャッビーハやアサド政権の民兵が関与している。



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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51263 )