イラク:シリア・イラク国境地帯における人民動員隊の駐留が米国に与える影響
2021年09月24日付 al-Watan 紙

■イラク・シリア国境付近に駐留するPMF(人民動員隊)が米国政府を悩ませる

【本紙】

イラクのリヤール・バヤーティー議員は昨日、イラクとシリアの国境に滞在しているPMF(人民動員隊)軍の存在により、米国が非常に困惑していることを強調した。一方でチェコのパヴェル・イェリネク代議員議員は、米国による違法な介入がシリアやイラクを含む多くの国々を不安定化させていると発言した。

「ファトフ同盟」の代表者であるバヤティ氏は「マアルーマ通信」が引用した声明の中で「犯罪組織であるイスラーム国は、米国がイラクにおいて求めていることを行っている」と述べ、「自国の最初の敵は米国とその子分たちである」と述べた。

さらに米国は「PMFによるイラク・シリア国境地帯への駐留に深く邪魔されている」と指摘したうえで、「イラク国内のあらゆる形態のテロリズムを支援している」と付け加えた。

SANA(シリア国営通信)によると、イェリネク議員は、チェコのウェブサイト「議会文書」によるインタビューの中で「米国の違法な軍事介入はシリア、イラク、リビア、アフガニスタン、ウクライナなどの多くの国々を不安定化させた」と述べた。

さらに「西側諸国は、他国への違法介入を売り込むために、さまざまな方法によって偽装や改ざんを行っている」と述べ、「そのため今や、米国政府の行動を批判する全ての者が誤った情報を拡散していると非難されている」と述べた。

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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:51628 )