大テヘラン圏サイバー警察長官が発表「デジタル通貨投資を装った詐欺」
2021年10月24日付 Jam-e Jam 紙

 デジタル通貨への投資を装い金銭をだまし取ったとして、プロ詐欺師がサイバー警察に逮捕された。

 本紙事件担当記者によると、大テヘラン圏サイバー(FATA)警察長官ダーヴード・モアッザミー・グーダルズィー大佐は、この報道について「ある市民から本署に対し、デジタル通貨を購入するという名目で詐欺に遭ったとの相談があり、本件が本署の捜査対象となった」と説明した。被害者は、被害の届出に際して次のように述べた。「しばらく前にメッセージアプリのテレグラムを通じて、デジタル通貨関連の仕事をしている者で、投資の見返りとして巨額の金銭を支払うと話す者と知り合った。それから少しの間、その人物と連絡を取り、当該人物を信用してデジタル通貨投資の名目で合計30億リヤール[約800万円]を振り込んだ。この金額を振り込んだ後、男からの連絡が一切途絶えたため、それが詐欺であったことに気づいた」

 グーダルズィー大佐は、続けて次のように述べた。「大テヘラン圏FATA警察の専門官らは多面的な捜査を行ない、専門的かつ警察としての措置の執行に加えソーシャルエンジニアリング技術を活用し、犯人特定に向け絶え間ない努力を重ねた。その結果、犯人に関する情報を入手し、特定するに至った。容疑者の身元確認および司法手続きを経て、当警察の作戦チームがテヘラン南部のある地区で犯人の身柄を確保し、FATA警察へと移送した」

 同氏は、捜査中に14人以上が本件の被害者に追加されたとし、次のように述べた。「FATA警察に移送され被害者と面会した容疑者は、自身の罪を認め、『身分を偽り、非常に高い利益を偽って約束し被害者らの信頼を得、約80億リヤール[約2200万円]をだまし取った』と供述した。」

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( 翻訳者:HR )
( 記事ID:51775 )