アフガニスタン:アフガニスタン軍の崩壊を防ぐための米軍の試みの失敗
2021年12月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ワシントン・ポスト:米国の空爆に関する新たな詳細とアフガニスタン軍の崩壊を防ぐための試みの失敗

【ワシントン:本紙】

金曜日に明らかになった複数のデータによると、ターリバーンの動きに対する米国の空爆は8月に過去に例を見ないほどのエスカレートを見せていた。これらの空爆は、武装勢力がアフガニスタンを制圧するとともに、同国軍が崩壊することを防ぐための米国による直近の試みの一環である。

ワシントン・ポスト紙によると、襲撃の波はターリバーン運動によってアフガニスタン国内の複数の州都が包囲され、最終的に同国の首都カーブルが8月15日に制圧された後に訪れたという。

報道によると、米国の戦闘機とドローンは同月中に約153発の爆弾・ミサイルを投下した。

米国空軍は同様の報告を過去2年近くにわたって出していない。

このデータには、アフガニスタン国軍が新中央政府によって解散させられるまで定期的に実施してきた空爆(の回数)は含まれていない。しかしこの数字は、米国が外国において継続してきたもっとも長期の戦争の終盤に、同国がどのように防衛を行ってきたかに関する新たな視座を提供する。また報告によると米軍による空爆は、ターリバーン攻撃のために同軍による訓練を受けたアフガニスタン国軍が敗北したことにより、地上がますます絶望的な状況に陥ったのちに実施されたという。

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( 翻訳者:朝比奈優有 )
( 記事ID:52017 )