エジプト:エスナ神殿天井の壁画の修復作業が完了(1)
2022年09月22日付 Al-Ahram 紙


■観光考古省がエスナ神殿の天井南西部分の修復作業を完了

【n.p.:ウマル・マハディー】

エスナ神殿で活動しているエジプト・ドイツ共同遺跡調査隊は、エスナ神殿の天井の南西部分に複数の浮彫り、壁画、彩色を発見した。発見された壁画は、修復・清掃作業が終了後、神殿修復と壁画の本来の彩色を復元するプロジェクトの一環として初披露される。

考古最高評議会の事務総長であるムスタファー・ワズィーリー博士はこのように述べ、プロジェクトの現段階で発見された壁画と浮彫りは非常に重要なものを表現していると指摘した。なぜなら、それらは太陽神と月神が異世界を旅するという、2柱の神による昼夜のサイクルを示しているからである。

復元が完了した壁画の中には、太陽神のサイクルを表した壁画や、太陽神とその敵との戦い、日没時の太陽を象徴する老人を表した壁画があり、加えて、大地の神ゲブや天の女神ヌトのような太陰日の神々の列を描いた浮彫りや、異世界における太陽神と月神の旅を描いた浮彫りがある、と博士は加えた。

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( 翻訳者:坂井七海 )
( 記事ID:54111 )