マフサー・アミーニーさん*の父親「娘の脚にある痣は検査されなかった」「提示された映像は認めない」「[彼女に]病歴はなかった」「マフサーの病院への搬送が遅れた」(1)
2022年09月19日付 Hamshahri 紙


 マフサー・アミーニーさんの父親は、「今日のお昼に電話で、大統領からシーナー[マフサーさんのことだが、ジーナーの誤植の可能性も]の死についてお悔やみの言葉をいただいた。私たちが望んでいることは、この問題の様々な面を一刻も早く明確にしていただくことであり、本件を今後も継続調査して、娘の血が踏み躙られることのないようにしてほしい、ということだ」と述べた。

【ハムシャフリー電子版】マフサー・アミーニーさんの父、アムジャド・アミーニー氏はこの件について説明し、「私たちはテヘランを旅行しており、彼女[マフサー]は弟と共に最初の地下鉄の駅で降りたとき、道徳警察[宗教警察]に呼び止められ、車に乗せられた」と言った。

 アミーニー氏は「車に乗っていた人たちから伝えられたことに基づくと、車の中で[マフサーは]何度も警官に、自分は地方出身者でありここがどこなのかも分からないと言ったが、降りることを許されなかった」と加えた。

 彼は「交番に連れて行かれた後は、何が起きたかわからない。私たちが見せられた映像はカットされており、とうてい受け入れられない」と述べた。

 マフサー・アミーニーさんの父親は、緊急時の対応の欠如を批判し、「私たちに見せられた映像によると、救急隊は、現場に着いた当初は本来あるべき仕方で迅速に行動せず、周囲をうろうろしていた」と言った。

 彼はさらに「娘を病院へ速やかに搬送しなかったために、心停止の後で脳の機能も停止してしまった。また何より酷いことは、娘に誰も同行しなかったことだ。看護師たちが、誰に電話すれば良いのか分からない、連絡先も同伴者も分からないと言っていた時に、17歳の若い息子が、彼女が病院にいることを見つけて初めて、私たちは[状況を]理解した」と述べた。

 彼は「マフサーを病院へ搬送するのが遅かったのだと思う。初日に、医者たちは私に、助かる見込みはない、あなたの娘さんはもう亡くなっていると言っていた」と話した。


*脚注;2022年9月13日、ヘジャーブの着用の仕方が不適切であるとして警察に連行された後、病院に搬送され、同月16日に亡くなった22歳の女性。

―(2)に続くー

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( 翻訳者:OK )
( 記事ID:54118 )