パレスチナ:ラムセス二世時代のカタコンベ発見(2)
2022年09月20日付 Al-Ahram 紙
占領下のパレスチナで発見されたラムセス 2 世時代の遺品
占領下のパレスチナで発見されたラムセス 2 世時代の遺品

■占領地パレスチナでの発見は、最初でも最後でもない… ラムセス 2 世の物語とパレスチナで発見された彼の遺物

【n.p.:マフムード・ダスウキー】

古代エジプト時代、野蛮なアジアの遊牧民ヒクソスの侵入は、エジプト人にとって厳しい教訓となった。エジプト人を理解するための軍事書の著者ムハンマド・ラーファト・アッバース博士は、「エジプト人の文明、国家、共同体は、治安と高度の発展した文明を守るために必要な軍事力の強化がなければ存在しなかった」と主張する。ヒクソスによるエジプト人の軍事的敗北は、エジプト人の性格に深い心理的影響を与えた。そして古代エジプト人の性格に決定的な変化が現れた。ナイル川岸の定住し、農耕生活を送り、建築に従事する穏やかで平和的な人間から勇猛果敢な武力に優れた戦士に変わり、古代世界の他の民族や部族を軍事力と戦闘力押さえつけるまでになった。彼らは縦深戦略の基盤として、パレスチナを含むシャーム地方との国境の確保しなければならなかった。

(後略)

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( 翻訳者:中村観月 )
( 記事ID:54136 )