詭弁から暴力論まで(3)
2022年09月29日付 Iran 紙


 第二に、市民的不服従は、政府の特定の政策に抗議するための政治的手法の一つであり、破壊活動とは異なる。イスラーム体制の形成とイスラーム革命の勝利の日々につながる変革を目的とした、意識的・文化的・合法的で、宗教的な教えに基づき、外国勢力から独立しており、そして武器を持たない豊かな国民的運動を貶めることは、この俳優が政治的作法を知らないことの証である。

 第三に、民主主義国家では、敬虔な国における統治の枠組み内での平和的な抗議運動と法律の改革しか、市民的抗議の辿るべき道はない。我が国には、多様な思想の代表者が発言できる場がある。その証拠に、様々な思想を持つ新聞があり、国営放送(IRIB)の生放送番組からは我が国のこの俳優と同じ考えを持つ者たちの言葉が流れる。彼らは、政府公式の場で、いくつかの公的に定められた法律を改正する必要性について明確に語り、自身の論を表明してきた。このような人々は、メディアや公式の政党を所有し、立法機関や行政機関で政策決定にかかわる重要なポストを数年おきに獲得している者たちであるか、もしくは政党や大学において自身の思想を論じている活動家たちである。

―(4)に続く―

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( 翻訳者:HR )
( 記事ID:54305 )