モタッハリー氏:国民は(核)合意もしくは不合意に備えなければならない|西欧のこの過敏さは疑いをもたらすものである(1)
2025年05月26日付 Hamshahri 紙


 第10期イスラーム評議会(イラン国会)副議長アリー・モタッハリー氏は、「イランが国内でウランを濃縮する権利を強調することは、論理的で正しいことであり、いかなる合意もイランのウラン濃縮の権利なしには実現しないだろう」と説明した。

【ハムシャフリー電子版】イスラーム革命の偉大なる指導者アーヤトッラー・ハーメネイー師は、オルディーベヘシュト月30日(西暦5月20日)火曜日、エマーム・ホメイニー(神よ、彼に慈悲を与え給え)のホセイニ―エ(殉教儀式を行う広場)で行われた、アーヤトッラー・ライースィー師およびそのほかの国家に尽くした殉教者たちの一周忌の式典で、このように強調した。「私は相手側にある警告をせねばならない。この交渉に間接的に加わっているアメリカ側は、くだらないことを言わないよう努力すべきだ。 “我々はイランにウラン濃縮の許可を与えない“と宣うことは大きな間違いである。誰一人としてそのような許可は待っていない。イスラーム共和国には、政策も方法もある。(イランは)我が国としての方法と政策を追求する」

 同師は、同日に行った説明のうち別の場面では、次のように見解を示した。「殉教した前大統領の時と同様、交渉は間接的だった。いまそうであるように、もちろん結論は存在しない。我々は今も、結論に至るとは考えていない。何が起こるかはわからない」

◆どの国もイランにウラン濃縮を禁止させることはできない

 イスラーム議会副議長アリー・モタッハリー氏は、ISNAの取材に対し、アメリカとの間接的な交渉に関するハーメネイー師の最近の発言に言及しつつ次のように説明した。「革命指導者が言及したのは、明確な事柄だ。NPT(核拡散防止条約)締約国はすべてウラン濃縮の権利を享受しており、他のいかなる国もこの権利を奪うことはできない。現在、世界には核兵器を保有することなくこの権利を行使している国がいくつもある」

◆アメリカはイランへの核燃料の輸入を妨げることを決めている

 同氏は続けて以下のように述べた。「イランのウラン濃縮に対する西洋諸国及び彼らの先頭に立つアメリカのこの過敏さには、疑いを持たざるを得ない。(ウラン濃縮について)いくつかの国には過敏さを示さないのに、どうしてイランにはそれほど過敏さを示すのか。彼らは、イランは国外から核燃料を調達すべきだ、と言っているが、我々は、アメリカは各所に影響力を持っており、その気になればイランへの核燃料輸入を阻害できることを知っている。もちろん、本件の元凶は、イスラエルの問題である」

−(2)に続く−

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( 翻訳者:NK )
( 記事ID:60307 )