シリア:ブリュッセル会議で誓約されたシリア国民支援金の額が現在までに60億米ドル以上に達する

2022年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ブリュッセル会議:シリア国民支援に向けた60億米ドル以上の暫定誓約…復興支援のための資金提供はなし

【ダマスカス:本紙】

ベルギーの首都ブリュッセルで行われた「シリアおよび地域の将来の支援に関するブリュッセル会議」に参加した支援者たちは火曜日、「安全保障理事会と国連決議にのっとった政治的解決が達成されない限り」シリアの復興とインフラに対するいかなる資金提供の実施を拒否しながらも、シリア国民の支援のために60億米ドル以上を提示した。

欧州連合のジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表は「90%のシリア人が貧困状態にあり、60%の人が安定して食料を得ることができていない」としたうえで、欧州委員会がシリア国民の支援に向け30億ユーロの提供を誓ったと付言した。また、欧州連合がシリア難民支援のために2022年中に決定していた5億6千万ユーロ相当の支援に追加して、さらに10億米ドルの割り当てがなされると明らかにした。

一方「シリア対応調整者』組織は、現在ブリュッセルで開催されているブリュッセル支援会議に関して、「ブリュッセル会議を通じて誓約された金額は現在までに50億ユーロを超え、当該の金額はここ数時間以内にさらに増加することが予想される」と述べた。

(後略)


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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:29775