ソレイマーニー軍司令官の報告に対するアラブ系新聞社・メディアの反応(1)

2017年11月21日付 Jam-e Jam 紙

 イラン革命防衛隊司令官ハーッジ・ガーセム・ソレイマーニー少将によるシリアとイラク内のテロリスト組織IS(ダーイシュ)根絶に関する最高指導者への報告は、アラビア語メディアに大きな反響を及ぼした。

 メフル通信からの引用による本紙の報道によると、背教者テロリズムとの戦闘とIS支配の終焉にまつわるイラクとシリアのイスラーム抵抗前線の歴史的な勝利は、[訳注:イラク国境にあるシリアのユーフラテス沿岸都市]アブー・カマール市において米国とイスラエルが支援したこのグループの旗を引きずり下ろしたことで決定的となった。ソレイマーニー少将は、最高指導者官邸にてハーメネイー師と面会し重要報告を行った。

 その報告は、次のようなものであった。「6年前の危険な[イスラーム共同体に対する]反乱は、預言者ムハンマドの純粋なイスラームの真実を実感する機会がイスラーム教徒から奪われたアミール・アル=ムウミニーン[シーア派初代イマームであるアリー・イブン・アビー・ターリブ(西暦601–661年)]の時代と似ており複雑で、イスラエルの毒に侵され、破壊的な嵐のように抑圧政治がイスラーム世界に吹き荒れた。清浄なる神のご加護と預言者ムハンマド(彼に神のご加護あれ)とその敬愛すべき家族に対して神が恩寵を賜った後に、この黒く危険な陰謀を阻止されたのは、高邁なる大アーヤットラー・スィースターニー猊下[セイエド・モハンマド・ハサン・ホセイニー・スィーラーズィー1814−1896。後のイラン立憲革命に連なるナショナリズム運動であるタバコ・ボイコット運動(1851年)を指揮したイスラーム法学者。なお、高位のイスラーム法学者をアーヤットラーと呼称する習慣は当時はまだ存在しなかった]の聡明なる指導と賢明なる采配によるものであった。この運動が、有毒な嵐に対抗するためのあらゆる手段を総動員するきっかけとなった。」
つづく


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翻訳者:RS
記事ID:44115