貿易促進庁長官「自動車の不正輸入業者は未だ公表されていない」

2018年07月03日付 Hamshahri 紙

 イラン貿易促進庁モジタバー・ホスロータージ長官[訳注:商鉱工業省次官が兼任]は、「6400台の自動車の輸入注文記録にある違反企業は、未だ関係管轄機関から公表されておらず、その関係者の検挙には至っていない」と発表した。

 イラン学生通信(ISNA)によると、昨日、イラン・イスラーム議会(国会)産業委員会委員のガーズィープール議員は、自動車6400台を超える不正輸入者の検挙について述べていたが、彼は「対象者らは商鉱工業省内部のもので、正確な情報の入手と特別な融通を利かせることが可能であり、こうした行為に手を出したのだ」と発表した。今回、商鉱工業省ホスロータージ次官は、イラン学生通信の取材に対し「未だ、当該監査機関は違反業者を本省に通達していない」と述べた。

 ホスロータージ氏は、昨年、商鉱工業省から自動車6400台が不正発注登録されていたことが明らかとなり、この背景を調査するため、行政タアズィール刑であれ、消費者生産者支援庁であれ、税関当局であれ、関係管轄機関に通達されたと述べ、「この台数の自動車は正式にイランに輸入されたものであり、入国時に関税は支払われており、技術基準も販売後のサービスに係る基準も満たしている。唯一の違反は、二期にわたり発注登録が禁止された期間内に発注登録がなされたことだ」と陳述した。

 商鉱工業省次官は、「こうした自動車の違法な発注登録の一期目は、正規代理店からのみ発注登録が許可されていた時期と重なっており、二期目での発注登録違反こそ、完全に自動車の輸入発注登録が禁止されていた期間に行われたものだ」と述べた。


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翻訳者:SS
記事ID:45324