5000人を超えるパレスチナ人拘禁者がシオニスト体制の刑務所に

2019年06月04日付 Jam-e Jam 紙

パレスチナ人拘禁者・元拘禁者総務委員会の幹部がエイデ・フェトル(訳注:断食明けの祭)に際して拘禁者に関する最新の統計を発表した。それによると5000人を超えるパレスチナ人拘禁者がシオニスト体制の刑務所に収容されている。

ファールス通信によると、パレスチナ人拘禁者・元拘禁者総務委員会のアブドゥルナーセル・ファルヴァーネ研究・調査部長は、「男女5800人のパレスチナ人がシオニスト政権の刑務所に収容されている。」と発表した。

マアン通信社の報告に基づいて、ファルヴァーネ研究・調査部長はこのように説明を続けた。「これらの人々は22の刑務所、拘置所または留置所におり、彼らのうち540人は一度に限らず何度も終身刑を宣告された。」

彼はこのように付け加えた。「拘禁者の中には、女性46人と幼い子ども250人も含まれている。」「500人の拘禁者は(裁判がなされないまま)一時的に留置下におかれ、1500人は様々な病気に苦しんでいる。これらの人々の中には、齢80にして様々な病を患っているフワード・アルシューバキーも含まれている。数百人の拘禁者が緊急の治療を必要としており、特に癌にかかった人々がそうである。」

彼は次にこのように発表した。「刑務所にいる47人のパレスチナ人拘禁者が20年以上、そのうち13人が30年以上シオニスト政権の刑務所に収容されている。」

このように付け加えた。「54人の拘禁者がシャーリート合意により釈放されたにもかかわらず、再度収監されている。」

2011年の上述の合意に基づき、1027人のパレスチナ人拘禁者がシオニストの軍人ギルアド・シャリートと交換された。

続けてこのように述べた。「シオニスト政権の刑務所に収容されている21人の拘禁者はまたヨルダンやシリアといった他国の国籍保持者である。」

彼は発表の最後に、人権に関わる諸機関にパレスチナ人拘禁者の解放のために必要な措置を講じるように要請した。


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翻訳者:KS
記事ID:46988