露大統領「米国の対イラン軍事行動は、中東にとって悲劇的なものとなる」

2019年06月21日付 Hamshahri 紙

 ロシアのプーチン大統領は、対イラン経済制裁が不当なものであると言及し、「もしアメリカが対イラン軍事行動をとった場合、中東地域に悲劇的結果をもたらすだろう」とした。

 スプートニク通信のアラビア語報道を引用したISNA(イラン学生通信)によれば、ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領がTV番組「ダイレクト・ラインПрямая линия」に出演し、「米国の対イラン軍事攻撃は、中東地域にとって悲劇的なものとなる。なぜならこの問題は、暴力の増加に加え、地域の難民増加にもつながるからだ」と述べた。

 彼は更に、「もしアメリカがイランに対し軍事行動を採るのならば、数えるのも困難なほど多くの痛ましい結果をもたらすことになろう」と述べた。

 プーチン氏はまた、「イランはIAEAとの核合意をすべて実施してきており、このことに関連していかなる問題も起こしていない。それゆえ、我が国はイランへのいかなる制裁も正当性を欠くものであると確信している」と言明した。

 この報道に基づけば、プーチン氏の「ダイレクト・ライン」は年に一度の番組であり、今回(木曜日)は17回目の放送だった。プーチン大統領は、この生放送番組でロシア国民の質問に答え、だれでも電話やSMS、ビデオといった連絡方法で、自分の質問を大統領に投げかけることができる。


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翻訳者:MH
記事ID:47071