アメリカとの交渉の前提条件

2019年08月29日付 Hamshahri 紙

ノスラットッラー・タージーク(国際問題アナリスト):外交分野における数日前の変化、外務大臣による突然のフランス・ビアリッツ(G7の会場)訪問、イランとアメリカ当局の発言、また、この件に対してのフランス大統領によるアメリカ・イラン両政府の仲裁に向けた努力によって、一部の間でイランはアメリカとの交渉を模索しているのではと思われるようになった。

こうした憶測を呼んだのは、月曜日にハサン・ロウハーニー大統領が「もし私が会議でだれかと会って、わが国の問題が解決されると分かれば、拒絶しないでしょう。なぜなら、事の本質は国益であるからです。」と発言したからである。その同日、エマニュエル・マクロン大統領とドナルド・トランプ大統領は、共同記者会見の場で、(ロウハーニー大統領の発言により)イラン・アメリカ両政府当局の交渉あるいは接触の可能性が高まったと述べた。

フランスのマクロン大統領は今回の会議で、イラン大統領にアメリカとの交渉のテーブルにつき、両国間の緊張をなくすよう促したと述べた。同氏は、同時に両者間で合意が得られることを強く希望すると述べた。アメリカ大統領もイラン大統領と会うかとの問いに、「条件が揃えば会うことに確実に賛成だ。」と言った。この言葉の数時間後に、イラン大統領は、「もし誰かが私と写真を撮りたいなら、それは不可能だ。いずれすべての抑圧的な制裁を解除しないのであれば。」と述べた。

イラン大統領によるこの言明は当然であった。これまでのロウハーニー大統領の発言も、トランプとの面会や交渉に言及していなかった。なぜなら、両国は互いに全く信頼していないからである。この不信の障壁は、この2年間でより厚く、より大きくなっている。この状況の根本的な原因は、核合意からの離脱によるトランプの未熟な措置と誤算であった。イランは、北朝鮮と同じ道を歩むのを避けるため、核合意に従った。イランは国際社会の支援を得て、国際的な方法に従い、同国の核開発に関する法的成果を得ようとしたが、不幸にもトランプが無思慮な措置をとったことで、核合意の後に生まれていたわずかな信頼を消滅させてしまった。


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翻訳者:UK
記事ID:47463