自由愛国運動「ハリーリー氏の罪は重い」

2019年11月18日付 Hamshahri 紙

レバノンの「自由愛国運動(ペルシア語原文では自由国民潮流)」はサアド・ハリーリー氏 を激しく非難しながら、彼がレバノンの首相職の空席を埋めるのを阻止しようとし、ムハンマド・サファディ氏が首相就任を辞退するに至った責任者とみなした。ハリーリー氏の事務所はこれを否定している。

RTを引用したイスナー通信の報道によると、レバノンの「自由愛国運動」は次の声明を発表した。「レバノン首相サアド・ハリーリー氏の政策は明白であり、彼自身が首相になることを望んでいないだけではなく、他の者が組閣者に任命されることも望んでいない。」

声明は次の通りである。「ハリーリー氏はテクノクラート政府の長に責任を負うと主張している。ムハンマド・サファディ氏の短い証言は、誰が真実を語っているのか明らかにするのに充分である。我々は、救国政府組閣プロセスの促進に集中しようと努めていた時、サアド・ハリーリー氏の広報事務所による中傷と真実の改竄を含む声明に不意打ちをくらった。」

自由愛国運動は、「レバノンが困難な状況に至った原因は、政策責任者らがその執行に固執 した不適切な経済・財政政策である。我々にとって重要なのは、国の緊張と混乱を止めることができる政府の形成であり、これはサアド・ハリーリー氏が、だれがどのように立案していて、だれがどのように阻止すべきか知っていることである。」と強調した。

同党は声明の中で、「サアド・ハリーリー氏の辞任が引き起こした大きな裂け目を埋めるために迅速に行動し、可能なすべての便宜を提供した。」と述べた このことについてサアド・ハリーリー氏の広報事務所は、サファディ氏が首相のポストを辞退した責任をハリーリー氏に問う自由愛国運動の声明を非難した。

サファディ氏は、自身がレバノンの首相候補を辞退した理由を、国民からの圧力や現在極めて困難な局面にあるとの認識だとした。一方で、自由愛国運動は、ハリーリー氏がサファディ氏の首相辞退の原因の一つとみなしている。この政党の責任者の一部は、ハリーリー氏はサファディ氏に約束していた支援から背を向けてしまったと述べている。

自由愛国運動は、未来運動がサファディ氏の指名を承認したのは、新内閣を組織する権能を ハリーリー氏自身に限定するためのデモンストレーションに過ぎないと発表した。しかしサアド・ハリーリー氏の事務所はこの主張を否定した。


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翻訳者:KS
記事ID:48213