地震から24時間、母子救出

2020年01月25日付 Hurriyet 紙
捜索救出活動が続くエラズー県ムスタファ・パシャ街区で、救助隊は瓦礫の中から聞こえる声を頼りに母親と娘のニュスラ・ユルドゥズちゃん(2歳半)のもとにたどりつき、地震から24時間後にニュスラちゃんを瓦礫から救出した。ニュスラちゃん救出の後、母親も救助された。

エラズー県スィヴリジェ郡を中心としたマグニチュード6.8の地震の後、ムスタファ・パシャ街区タヒル・シャシュマズ通りで壊れた建物の瓦礫の中で捜索救出活動が続いている。AFAD(災害緊急時対策庁)とUMKE(国家医療救急隊)をはじめとする救助隊の捜索救助活動が昼夜休みなく続いていた。ムスタファ・パシャ街区で崩壊した建物の中で続いていた捜索救出活動の最中、軍警察捜索救助チームが瓦礫の下に取り残されていた女性と声を掛け合った。救助隊は女性は2歳半の女の子、ニュスラ・ユルドゥズちゃんを抱いていると特定した。

(地震発生から)約24時間後、女性の声を聞いた救助隊はすぐ活動に移行した。救助隊は余震が続く地域で母娘が被害を受けないように活動を慎重に続け、母親の2歳半の娘を20時半ごろ瓦礫から救助した。瓦礫から救出され、怪我を負っていたユスラちゃんは、112番緊急救急隊によって病院に搬送された。瓦礫の山の下で腕を挟まれていた母親も救出された。

◼︎感動的な会話

(地震発生から)約24時間後、女性の声を聞いた救助隊は、すぐに活動に移行した。救出を待っていた女性と軍警察のメンバーとの会話が感動を呼んだ。

軍警察のメンバーは「(我々は)ここにいます。到着していますよ。助けます。わかりました、今行きます。光が、私が見えますか?大丈夫ですよ、今行きますよ。お子さんがそばにいるんですか?今行きますよ。」と女性に声をかけ、女性は「早く。もう耐えられない。神さま、どうか慈悲でお助けください。光が見える。見て、手を振っているから。早く助けてください。」と返答した。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:48474