エラズー地震、死者35人、負傷者1600人

2020年01月26日付 Milliyet 紙

エラズーで発生したマグニチュード6.8の地震の後、AFAD(緊急事態対策庁)から再度、最新の発表が届いた。AFAD発表では、事後対応と事態復旧への努力が続けられていることと、最新の状況が明らかにされた。

I AFETニュース速報とAFAD本部は、エラズーで発生した地震により35人が死亡し、45人ががれきから救出されたこと、そして1607人が病院に搬送されたことを発表した。

エラズー県シヴリジェ郡で発生したマグニチュード6.8の地震に関してAFADから文書による発表がなされた。先週の金曜日(24日)20時55分に発生したM6.8の地震後、M4以上の余震が20回以上観測され、余震総数は733回に上った。 また、AFAD指揮のもとで行われた対応作業で45人ががれきから救出されたと明らかにされた。 さらに同文書では「地震により35人が死亡、1609人が病院に搬送された。AFAS本部により現地にはテント7505張が届けられ、希望があった4211張を配布し設営が完了した。人員380名を投入して続けられた被害状況確認作業で建物1521棟が調査された。現在も続く作業で、建物76棟が倒壊、645棟が深刻なダメージを受けたことがわかった」と発表された。

■作業は継続中

発表では、地震発生地域で職員3733名、車両555台、捜索救助犬19頭、ヘリコプター5機が作業任務を続けていると明らかにされ、次のように述べられた。「エラズー中心部で現状、建物3棟のがれきの中で捜索救出作業が続けられている。要請に応じて導入される作業機械はAFADによる調整のうえで稼働されており、現場でAFAD主導以外の建設機械は稼働されていない。AFAD本部からは、作業継続現場資金としてエラズー県庁に200万トルコリラ、マラティヤ県庁に200万トルコリラの合計400万トルコリラが緊急補助金として送金された。また同本部は家族用テント7505張、汎用テント400張、ベッド11532床、毛布18720枚、枕・シーツセット524組を備えた大型トラック152台を現地に派遣した。現地ではテント3391張を配布済で、追加で820張が避難場所に設置された。一方、トルコ赤新月社は職員276名、車両55台、ケータリング車両7台、キッズスペース1台、移動キッチン4組、野外キッチンキット2組、毛布15875枚、ベッド5079床、ヒーター1563台、テント2500張、小麦粉19万3420キロ、食品セット3200個を現地に送った。活動中、ホットミール17000食、スープ7000杯、チャイ1万3550杯、水6275本、パン6495個、食糧援助物資6286箱、毛布1251枚、ヒーター1211台、テント23張、ベッド286床が配布された」

■SMSで義援金口座番号シェア

地震でエラズー県、マラティヤ県が被害を受けて以降、市民の地震被災者支援への関心が高まっており、また支援希望も大きくなっていることが注目される。それを受け、「トルコ共和国は、国民からの支援をAFAD本部が取りまとめるのが適切と考えるので、現金支援したいと考える市民にとって必要なSMSと義援金口座番号は以下の通りである。トルコ国民は、DEPREM(地震)と入力し各オペレーターから1866にSMSを送信することで、被災した住民に10トルコリラを寄付することができる」と発表された。 また同発表では口座番号もシェアされた。

また説明によると、被災地にある損傷した建物への立ち入りは禁止されており、支援要望がありうる乳児、子供、高齢者、障害者への支援の必要性が述べられ、被災地の状況を注視していくとされた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:原田星来
記事ID:48478