フック米国国務省イラン担当特別代表「イランへの制裁を解除し、外交を再開する可能性」

2019年12月14日付 Hamshahri 紙

米国国務省イラン担当特別代表ブライアン・フックは、敵対政策をとるイランを非難しつつ述べた。「イラン経済制裁の目的は、当該国を罰することではなく、米国の国家安全保障のためである。」

ISNA通信(イラン学生通信)によると、フック特別代表はドーハ・フォーラムに出席するためにカタールに渡航していたが、アルジャジーラのインタビューにこう述べた。「イランが自身の敵対的な活動を止めた場合、我々は制裁を解除し、外交関係を再開する準備をするだろう。」

同氏は、イラン当局が彼らとの交渉ではなく経済の崩壊を選択したと強く主張し、加えて言った。「イラン経済制裁の目的は、当該国を罰することではなく、米国の国家安全保障のためである。」

フック長官は続けた。「イラン政府とよりよい合意に達する可能性もある。」

同氏はこのようにも指摘した。「イランとの拘束者の交換が他の拘束者の解放への一歩になると期待している。」

ISNA通信(イラン学生通信)によると、スパイ行為の罪でイラン政府に捕らえられたアメリカ人拘束者の解放が確認され、最近アメリカで拘留されていたイラン人研究者スレイマーニー博士が外務省の努力によって解放された。
 
この拘束者交換後、アメリカ当局は幾度か拘束者解放関連の交渉の意向を示している。

モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相もこの一件に関して自身のツイッターに投稿した。「今週我が国の人質を家に送還した後に、我々は本格的に包括的拘束者交換を準備している。ボールはアメリカ合衆国側にある。」


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翻訳者:MH
記事ID:48492