イラン制裁緩和に関するトランプの反応 「イラン側との対話にはなんの問題もない」

2020年04月03日付 Hamshahri 紙

アメリカ大統領は「イランは自国への医療品支援を可能とするための制裁緩和要請を出していない」と述べた。


ファールス通信によると、アメリカのドナルド・トランプ大統領は「イランは自国への医療品支援を可能とするための制裁緩和要請を出していない」と述べた。

毎日行っている定例記者会見の中で新型コロナウイルスの感染拡大について発言している米大統領ドナルド・トランプは、新型コロナウイルスが蔓延している期間中のイランへの制裁緩和に関する質問に答えて以下のように述べた。「イラン経済及び軍部は大きな打撃を受けており、加えてコロナウイルスによって大きな傷を受けている。[だが]イランは自国への医療品支援を可能とするための制裁緩和要請を出していない。」

彼は続けて「制裁の問題を解決するためにイラン側と対話することに関しては何の障害もない。もし助けを必要とするならば、我々は彼らを助けるための医学的能力がある。」と述べた。

彼はこの記者会見のなかで「ロシアと中国は新型コロナウイルスとの戦いにおいてアメリカに医療支援を施してくれた。ロシア大統領ウラジーミル・プーチンのこの医療支援に感謝している。」とも話した。

彼はこの記者会見の別の部分で、アメリカはイランの体制転換を望んでいない、と主張した。

彼は前日にも自身の記者会見の中でこう主張した。「イランは何らかの合意に至りたいと願っているが、しかし実際どう始めたらいいのかわからないのだろう。[一方で、]元国務長官のジョン・ケリーは彼らによくない提案をしている。」

彼は新型コロナウイルスが蔓延している期間中のイランへの制裁解除に関する質問にこう答えた。「イランがとるべき行動は、我々にコンタクトを取り、助けを求めることだけだ。」


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翻訳者:NK
記事ID:48815