ロウハーニー大統領、エルドアン大統領との会談でイラン・トルコ間の国境の早急な再開を強調

2020年05月24日付 Iran 紙

テヘラン-アンカラ間の関係の一層の発展/新型コロナウイルス対策における両国の協力と経験の交換

 イランとトルコの両大統領は日曜日、エイデ・フェトル(訳注i)と同時に行われた電話会談で、互いに両国の政府や国民へエイデ・フェトルの祝辞を述べたのち、両国の関係、特に経済・通商関係の一層の発展の必要性を強調した。

 ホッジャットルエスラーム・ヴァルモスレミーン(訳注ii)・ハサン・ロウハーニー大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はこの電話会談で、世界的なコロナウイルスの蔓延による世界経済の苦境について言及し、二国家間での通商の再開のために衛生規定を遵守しつつ一刻も早く陸空の国境を開放することの必要性を強調した。

 ロウハーニー大統領とエルドアン大統領は、同様にこの電話会談で、二国家間での経済合同委員会が近い将来設立され、コロナ危機が終わり次第両国間の経済関係と以前の合意の実施において新たな良好な動きがみられることへの期待を表明した。

 イラン、トルコの両大統領は続けて、様々な時期における両国間の良好な協力関係について言及し、新型コロナウイルス対策の分野で知識、情報及び経験の交換と協力の必要性を強調した。

 ロウハーニー大統領は、イランとトルコの協力は両国の歴史の中の様々な時期に記録されていると説明し、今日の状況では衛生規定を遵守しつつ陸空の国境を開放すること、及び通商を再開することは、両国にとって不可欠であると述べた。

 レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領もまた、新型コロナウイルス対策において両国の協力と経験の交換は非常に有益なものになりうるであろうという自身の考えを述べた。

 トルコ大統領はまた経済・通商関係の発展の重要性を指摘し、トルコとイランの国境を開放し貿易を再開するために必要な指示を下すつもりであると続けた。


〔訳注〕
i: ラマダーン月の終了を祝うイスラームの祭日
ii: 十二イマーム派ウラマーの位階において、アーヤトッラーに次ぐ地位


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:NA
記事ID:49385