IAEA理事会イラン査察に関して票決へ

2020年06月19日付 Hamshahri 紙

 ロイター通信は、本日のIAEA理事会に出席した外交官数人の発言を引用し、イランについての決議草案が提出され、中国の反対により、おそらくこれについての投票のために[メンバーが]出席する会議が開催されることになると報じた。

 イラン学生通信はロイター通信を引用し次のように記している。外交官らは「IAEA理事会におけるイランに対する非難を求める決議書に中国主導で反対が行われた後、同理事会はメンバーが出席する会議の開催を強制されることになった」と述べた。

 四日間のオンライン会議に出席した外交官らは「いずれも核合意の一員であるフランス、イギリス、ドイツは決議書草案をIAEA理事会に提出し、イラン側に二ヵ所へのIAEA査察拒否を中止し、同機関に十分な協力するよう要請した」と述べた。

 理事会は、決議書を全会一致で、つまり反対意見が全くない場合は投票を行なわずに可決するのが好ましいとしている。

 外交官らはまた「ロシアが理事会に対し、一本の決議書のために採決は必要ないと発言しているが、中国は明確な反対を表明している。またグロッシ事務局長は理事会を促し、より議論し、票決を行うために金曜日にメンバーが出席する会議を求めた」と述べた。

 中国はこのことに関する声明で次のように述べている。「一部の国が、本決議書の草案に関して決めてしまっている状況で、この措置に責任を追わなかった。これは自己欺瞞外交の典型であり、無責任そのものである。」

 中国は続けて、決議書草案に関する「不必要な」責任に向け圧力をかけることが、最終的に国連安全保障理事会に向けた措置となり、核合意が「最終的に終わる」ことになりうると提起した。


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翻訳者:MK
記事ID:49686