ギュレン派医療関係者一斉捜査、逮捕者多数

2020年09月25日付 Milliyet 紙

テロ組織のフェトフッラー系テロ組織(FETÖ)/クルド民主統一党(PDY)に所属する医師・研究者に対し、昨日朝にイスタンブルを中心とする26の県で一斉捜査が実行された。組織に所属していた容疑で56人が身柄を拘束され、その多くは医者だった。身柄拘束が決定された71人のうち58人が現職であり、身柄を拘束された人の中には大学病院の院長から科学技術学部教員、脳外科・神経外科医など各分野の専門家が含まれているとのことだ。

イスタンブル共和国検察庁によると、FETÖ/PDY組織に対する捜査の中で、国家諜報機構イスタンブル地域本部とイスタンブル県警による一斉捜査が実行された。そこでは、組織の医師・研究者の活動部門で隠れイマームとして活動し以前身柄を拘束されていた組織メンバーがバイロックに書き込んでいた内容が分析された。

数万ものメッセージの分析の後、組織に結びつき協働関係にあった71人の医師・研究者が特定され、うち58人は現職だった。バイロックへの書き込み内容から特定された71人は、秘密裏にFETÖ/PDYに所属し、組織に対して物質的な援助を行い、隠れイマームとBylockを通じて、あるいは複数の日に直接対面で会合を実施していた。

情報特定の後、イスタンブル県警治安対策職員は、昨日未明5時に26の県で同時に捜査を開始し、身柄拘束の命令が下されていた71人のうち56人については特定した場所に立ち入り捜査を実施し、身柄を拘束した。拘束された56人はイスタンブル警察に連行され、捜査が行われた住所に不在だった15人の容疑者については身柄を確保するために警察が引き続き動いているとのことだ。

身柄を拘束された56人の中には、ビルニ大学病院の院長であるマヒル・ジェンギズ医師、ウムラニイェ教育研究病院の脳外科・神経外科のエユプ・ヴァロル医師、マルマラ大学科学技術学部のアリ・ブルドゥ教授などが含まれているという。


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:49931