国連でのロウハーニー大統領の発言へのアメリカの反応

2020年09月23日付 Hamshahri 紙

 米国務省報道官モーガン・オルタガス氏は22日火曜夜、自身のツイッターで第75回国連総会会議でのイラン大統領の発言に反応を示した。

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、米国務省報道官モーガン・オルタガス氏はツイッターへの投稿でイラン大統領ハサン・ロウハーニーの演説に対し反応を示した。

 彼女はこのツイッターでの投稿の中で、ロウハーニー大統領によるイランの平和及び対テロ戦争への支援に関する発言に触れつつ、地域の反対勢力をイランが支援していることがテロリズムの支援に他ならないと説明した。

 オルタガス氏はこの投稿に続けて、演説でロウハーニー大統領が述べた「支配と覇権の時代は終わりを迎えている」という発言に触れ、「もしこの時代が終わりを迎えているというのならば、なぜイランは軍や組織をイラクから撤退させず、ヒズボッラーを介したレバノン支配を止めないのか」と述べた。

 イランの[軍事]顧問がイラクに駐留しているのは、同国の要請でテロ組織ISILの活動を抑止するためである。

 イラク当局は、イランは同局からのテロ組織ISILとの闘争要請に応じ、ISILがイラクの大部分を支配した際、イラクへの援助を急いだ最初の国である、と認めている。

 一方、アメリカは、イランがヒズボッラーを介してレバノンを支配しようとしていると主張しているが、ヒズボッラーはレバノンの主要政党の一つであり、抵抗同盟勢力はレバノン議会で過半数を占めているのである。

 オルタガス氏はまた別のツイートで、アメリカの対イラン制裁は、イラン政府のテロ支援と核開発計画を対象とするものであり、人道的な貿易や支援は対象としていない、と主張した。

 このように主張されてはいるものの、多くの医薬品会社がアメリカからの制裁を懸念しイランとの取引を自粛している。


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翻訳者:NK
記事ID:49947