CHP副党首トルン、イスタンブルでは社会的援助を求める人が急増している

2021年05月10日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党副党首セイット・トルンは、自党[が市政を握る]すべての自治体が自分達の地域の貧困マップを作成する活動を始めたと述べた。トルン副党首は、「政権が隠している本当の貧困データを全面的に明らかにし、公共サービスに方向性を与える。」と述べた。

共和人民党のトルン副党首は、トルコの真の問題は、経済危機と増加する貧困であると述べて、「国民の最も身近なサービス機関である自治体が、人々が抱えている状況を適切に目にしている。最近、私たちの自治体への社会的援助申請が急増している。イスタンブル広域市だけでも援助申請をした世帯数は、1200万世帯に達した。私たちの自治体もあらゆる分野で支出を抑え、全ての可能性を動員して、必要な世帯へさらに援助を行うために奮闘している。」と話した。

■苦しみへの治療になる

トルン副党首は、共和人民党党首ケマル・クルチダルオールを長として、247の自治体の首長達と実現した会議において、社会的援助を検討したと述べて、「イスタンブル広域市が実施する『貧困マップ』モデルを(CHPが首長である)全ての自治体に広げるために新しい事業を始めた。私たちの自治体に出された社会的援助の申請、様々な分野のデータ、調査を一つにまとめて貧困マップを作成するだろう。この事業を広域市と県自治体から始める。」と述べた。

■データは収集されるだろう

トルン副党首は、様々な層を含む地図を作成するだろうとし、次のように述べた。「地域ごとの世帯、収入状況、年齢、性別に応じた分布、無保険の仕事、社会状況といった多くの見出しのデータが収集されるだろう。マップのおかげで地域ごとの要請も明らかになるだろう。サービスを行う際には、このマップを見て、どの地域が何を必要としているか、時を逸せず、確定するだろう。マップを統合する際には、私たちは大規模にトルコの貧困の図を撮ったことになるだろう。政権が隠している本当の貧困のデータを全面的に明らかにし、市のサービスに方向性を与えるだろう。基本的な目的は、家庭のさらなる苦しみに治癒をもたらすことである。」


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:新井慧
記事ID:51033