TRT宗務子供チャンネル開設

2021年06月08日付 Cumhuriyet 紙
宗務庁とトルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)の間で「TRT宗務子供チャンネル」開設のために初めの一歩が踏み出された。

「TRT宗務子供チャンネル協定書調印式」は、宗務庁会議ホールで行われた。

宗務庁長官エルバシュは、式の中で行った話しの中で、「TRTと宗務庁の協力により、とても麗しく素晴らしい活動の礎を共に築いていく。私たちは、TRT宗務子供テレビを開設する。素晴らしいものができることを祈っている。」と述べた。

■エルバシュ:イスラム世界にとって朗報

TRTと宗務庁の協力関係はかなり前からであり、2012年にTRT宗務テレビの開設によってこの協力関係は最高潮に達したと述べたエルバシュ長官は、次のように続けた。

「私たちは、何年間も、子供たちに自分たちの価値観を伝えてこなかった。翻訳された国外のアニメによって子供たちを育もうと努めてきた。しかし、子供たちを自分たちの価値観で支え育てる必要がある。人間の性格の70%は子供時代、7歳までに形成されることを私たちは知っている。7歳までに形成される性格の上で宗務庁は貢献する必要があり、TRTも貢献する必要がある。最も素晴らしく、正しい宗教知識によって子供たちを支援しながらこれを実行する必要がある。

間違いを抜き出し、クルアーンと慣行に沿って正しい宗教知識に基づいた番組によって子供を育てる必要がある。宗務庁は、現在まで、全く妥協しなかった。TRTも妥協しなかった。宗務庁の助言と貢献によって、TRT総局が陣頭に立って、国民的視点と態度を抱いて事業を行うことで、とても素晴らしいチャンネルが生まれることは、トルコ国民とイスラム世界にとって朗報であり、幸福である。私たちは、これを手を取り合い協力して、最善の形で実施するよう努力している。」

■エレン:あなた方の監修に沿い

TRT総局長のイブラヒム・エレンも「あなた方の監修に沿い、私たちが作成するアニメ・フィルムにより、将来についてより確かな希望を抱いて見つめ、同時に過去やイスラムの信仰を知る子供達を育てるという点で、TRTとして、こうした貢献を行えることを幸せに感じていると述べたい。今日までTRTの知識、蓄積、経験のすべてを、最高レベルでこのプロジェクトに全職員を挙げて注ぎ込むことも、長官の面前でお約束します」と述べた。

スピーチの後、エルバシュ長官とエレン総局長は、TRT宗務子供チャンネルの協定書に署名した。


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翻訳者:新井慧
記事ID:51164