トルコ山火事、消化へ6か国から支援

2021年08月03日付 Cumhuriyet 紙

森林総局助手ムスタファ・オズカヤ氏は、トルコの南部において7月28日から現在まで続いている森林火災との闘い対して、6か国から支援が来たと発表した。オズカヤ氏は、「私たちの空軍力は素晴らしいものです、しかしながらこのような支援をもたらそうとした国々の(支援も)はねつけはしません。」と語った。

森林総局助手ムスタファ・オズカヤ氏は、トルコにおける森林火災が収束されることにおいて役割を担った国外の飛行機に対しての情報をもたらした。

オズカヤ氏は、トルコが所有している合計45基のヘリコプターそして3機の飛行機と並行して国外の国々からもまた支援がやってきたということ、そして彼らがいまだに待っている救援飛行機が存在していると述べた。

現在国にある18機の航空機部隊は12機の飛行機そして6機のヘリコプターから構成されていると伝えたオズカヤ氏は、各飛行機のうち10台そしてヘリコプターの全ては無料であると伝えた。

トルコは、農林業省、外務省もしくはAFAD(災害緊急時対策庁)においてはいかなる国際的な支援の呼びかけを行わなかったと説明するオズカヤ氏は、「イランは一機の飛行機そして2機のヘリコプターによって支援もたらしました。アゼルバイジャンは一機のヘリコプターと53台の陸部隊によって現在のところ火災地域に到達するところです。ウクライナは3機の飛行機によって支援をおこないました。ロシアからは5機の飛行機と3機のヘリコプターが来ました。」と語った。

■「支援ではなく私たちの権利です」

ヨーロッパ連合(AB)「市民保護メカニズム」にもまた言及をおこなったオズカヤ氏は、これがEUに対しての加盟国に対して手数料を支払いながら構築をしたメカニズムであると語った。AFADもまた、ここのメンバーであると述べたオズカヤ氏は以下のようにつづけた。

「一年間、決まった額の支払いを行っています。ここではプール形式でお金を集めていて、必要となった各国に対して、ここから支援が与えられるのです。これは手助けというわけではありません。私たち自身の権利であり、そのような立場になった時には使うものです。これに対しては手助けとは言いません。この名は支援です、なぜならば私たちの権利があることを望んでいるからです。この呼びかけに対して4か国から5機の飛行機の申し出がやってきました。」と語った。

クロアチア、スペイン、フランスそしてローマから支援が来たと述べたオズカヤ氏は、ローマにおける飛行機の状況は異なっているために、トルコの条件には合わなかったと述べた。
オズカヤ氏は、「ローマに対してはこの飛行機の必要性を感じなかったということを伝えながら感謝をいたしました。フランスに対しても水陸両用ではなかったということ、そしてまた未だに準備ができたわけではないために撤回となりました。水陸両用であるもののうち、一機がクロアチア、そして二機目がスペインをはじめとして3つの飛行機がやってきました。クロアチアの飛行機は、アンタルヤのガーズィパシャに降り立ったのです。スペインのものである二台の飛行機は、ダラマンに降り立ちました。」という表現を用いた。

■「支援各国のことをはねつけはしません」

問題となっている飛行機は夜中には飛行しなかったと述べたオズカヤ氏は、「私たちは本当に高いレベルの空軍力を有していますが、このような支援をもたらそうとした国々のことをはねつけはしません。この支援要請を撤回することは、外交的にも正しいことではありません。」と語った。


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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:51447