AKP報道官「アレヴィ―・スンニ―の区別は容認しない」

2021年09月24日付 Hurriyet 紙

MEB(国民教育省)は、アンカラで宗教・文化・道徳科の教師と一部の生徒との間で発生したとされる事件に関する調査を開始した。この件についてAKP(公正発展党)副党首兼報道官のオメル・チェリキ氏がコメントを発表した。チェリキ氏は「アレヴィー派とスンニ派といった区別は決して容認しない。トルコ共和国の国籍は我々の基本的な枠組みである」と述べた。

国民教育省とAKP副党首兼報道官のオメル・チェリキ氏は、アンカラ県ママク区のシェヒット・アリ・イフサン・オカタン中学校に勤務する宗教・文化・道徳科の教師が授業中にアレヴィーの生徒に向けた質問が物議を醸している件について声明を発表した。「アンカラのある区で宗教・文化・道徳科の教師と一部の生徒との間で発生したとされる事件について、我々の省による調査を開始した。調査のプロセスは詳細に進められる」とのことだ。

■AKPのチェリキ報道官「アレヴィー派とスンニ派といった区別は容認しない」

AKP副党首兼報道官のオメル・チェリキ氏は自身のTwitterで、AKPとしては国民の宗教・宗派の選択は完全に本人に委ねられていると考えており、「アレヴィー派の国民とスンニ派の国民」といった区別は決して容認されないと述べた。

「トルコ共和国の国籍は我々の基本的な枠組みである」と強調したチェリキ氏は次のように述べた。

「アンカラのある区で宗教・文化・道徳科の教師と一部の生徒との間で発生したとされる事件については、国民教育局とアンカラ県によって詳細な調査が行われている。まずは教師の発言が事実であると断定する前に、調査結果が待たれるべきだ。我々の兄弟に対して向けられた全ての言動と行動に反対する。兄弟の結びつきは全ての基礎である。国民の皆さんには、この件についてSNS上で投稿されているフェイクニュースに気を惹かれないようにお願いしたい。レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、アレヴィー派・スンニ派の兄弟の結びつきについていみじくもこう述べた。『トルコは何十もの罠にもかかわらず、分裂の罠に陥らなかった。アレヴィー派とスンニ派は互いにとって唯一無二の盾である』」


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:51629