エルドアン大統領、10大使を「好ましくない人物」指定指示

2021年10月23日付 Cumhuriyet 紙
公正発展党(AKP)のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が10か国の大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に宣言するよう指示をしたとする発表の後、注目すべき主張が取り沙汰されている。

AKPのレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、拘束中の実業家オスマン・カヴァラ氏に関する10か国の大使の声明について「『この10大使をただちに好ましくない人物に宣言するように』と言った」と述べた。

エルドアン大統領は次のように続けた。

「一方は、寝ても覚めてもカヴァラ、カヴァラと言っている。君が『カヴァラ』と言っている人物とはソロスのトルコ支部のことだ。10人の大使はこのために外務省に呼び出されている。礼儀知らずにも程がある。あなたたちはここを何だと思っているのか?ここはトルコだ、トルコだよ。ここはそうやってあなたたちが思っているような部族国家ではない。ここはトルコだ、かの有名なトルコだ。ここで立ち上がり外務省に行って指示するといった方法を取ることはできないのだ。必要な指示は私が外相に出した。何をすべきか伝えている。『一刻も早くこの10大使を好ましくない人物に宣言するように』と言った。なぜなら彼らはトルコを知り、理解し、分かるのだ、分からなかった、理解できなかった日にはここから立ち去ることになるだろう。」

■外務省で「指示」の不安

DWテュルクチェが入手した情報によれば、エルドアン大統領は今回の遊説中に10か国の大使の「ペルソナ・ノン・グラータ」宣言に関する指示を出した。この情報によれば、外務省では大使らの「ペルソナ・ノン・グラータ」宣言に関する対応が続いている。しかし外務省の外交官らはこの試みを止めようとしていると述べられている。


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翻訳者:安井 悠
記事ID:51745