イエメン:国際ムスリム学者同盟の事務総長がマアリブ市への支援を募る

2021年11月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■クッラ・ダーギー事務総長が、マアリブ市を守るための支援を求める:フーシー派が勝利すればあなた方の国は存命しなくなる

【イエメン:本紙】

国際ムスリム学者同盟(IUMS)のアリー・ムフイッディーン・クッラ・ダーギー事務総長は、マアリブ市をフーシー派から守るために、彼が『一陣の風』と呼ぶさまざまな支援を求めた。

クッラ・ダーギー事務総長は、自身のTwitterで「イエメンのマアリブ市を守るために、私達は正式な、メディアでの、そして現地の実情に即した『一陣の風』(支援)を求めている。マアリブ市では、(フーシーによる)攻撃や爆撃が続き、数千人の民間人が(家や避難民キャンプを)強制的に追われ、フーシー派民兵によって複数のモスクが破壊されている」と投稿した。

そして、「(フーシー派の攻撃に)声を上げない人々よ、もしフーシー派が勝利すれば、あなた方の国は存在しなくなる」というコメントを追加した。

また、事務総長は「イエメンよ、イエメン、マアリブよ、マアリブ…イエメンは窮地に陥っている…フーシー派は、イエメンの記憶を打ち壊そうとしている。フーシー派の夢を実現させないためにも、(今こそ)一致団結して取り組まねばならない…神がイエメンとともにありますように、主よ…」という別のコメントも投稿した。

イランからの支援を受けるフーシー派は、今年に入ってから、マアリブ市の14地区のうち10地区を占領したが、依然として、マアリブの主要中心街は、サウジアラビアが支援する国際的に認められた政府の管理下にある。

マアリブ県は石油と天然ガスが豊富であるとともに、推定100万人の国内避難民の避難場所としての役割を果たしていることにも注目すべきだ。


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翻訳者:中山早春
記事ID:51798