斧を持って恐喝、「また襲撃する」と怒りの説明

2022年01月17日付 Hurriyet 紙

家賃の値上げを受け入れない賃貸者の家のドアを斧で破壊し侵入して部屋を荒らした襲撃者が口を開いた。93歳のナーイム・アクギュンは「彼らに出ていくように言ったが出て行かない。7、8枚のガラスを割るだろうが他に方法がない。誰の物だろうが関係なく破壊する」と述べた。

イスタンブルのバイラムパシャに位置するユルドゥルム地区において2年間賃貸者となっていたシリア出身の一家を退去させたがった大家のナーイム・アクギュン(93)は、1200リラの家賃を3000リラに引き上げた。賃貸者たちは立ち退きたがらず、家賃の値上げも受け入れなかったため、ナーイム・アクギュンは息子のイフサン・アクギュン(65)と共に先の水曜日23時台に斧でドアを破壊して侵入した。

親子は手に持った斧で外側のドアを破壊して家の中に侵入した。中に家族がいることも気にせず、家の中の他のドアも斧で破壊した。大家が家のドアを破壊した当時のことを同じアパートに住む住民から電話で聞くことができた。

■「7、8枚の窓を割ってやる」
事件ののちに逮捕されたナーイム・アクギュンは監視付きで保釈されたものの、息子のイフサン・アクギュンは勾留された。保釈されたナーイム・アクギュンは会見に臨み、「3年前に賃貸に出した。『孫たちが来て私の面倒を見てくれる』と言った。7階に私は一人で住んでいる。彼らに出ていくように言ったが出ていかない。こんなことが起きた。家賃を4000リラにまで私が引き上げると彼らは言ったが、そんなことはない。6ヶ月、7ヶ月の間彼らは家賃を支払っておらず、私も彼らに何をすべきかわからず悩みの種になっている。彼らに住む場所を提供したのに彼らはそこを気に入らず、高いとか劣悪だとか言っている。私に何ができるのか。彼らは10人もいるし。何を持って襲撃すべきか。彼らに対して文句があるし窓の7、8枚は割ってやるつもりだが他に方法がない。誰の物だろうが関係なく破壊する。我々が水を止めても彼らは開けてしまうし、電気を止めてもまた開けてしまう。みんなこういう人たちの隣に住んでいるのだ」と述べた。


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翻訳者:岩田和馬
記事ID:52237