「雪のイスタンブル、市長は食事」報道にみるAKPのやっかみ

2022年01月25日付 Cumhuriyet 紙
イスタンブルで二日に渡って雪による膠着状態が続く中、公正発展党員らは共和人民党の手中にあるイスタンブル広域市を標的にし続けている。昨日の晩明るみに出た一枚の写真を拡散した多くの公正発展党員は、イスタンブル広域市市長のエクレム・イマムオールが、降雪が続く最中にレストランで食事をしながら楽しんでいた、と述べた。一方イマムオール市長は、この話題に関してソーシャルメディア・アカウントから声明を発表した。

降雪がイスタンブルの生活に悪影響を与えている際に、多くの公正発展党員と彼らを支持する報道機関は、共和人民党の市政下にあるイスタンブル広域市とイスタンブル広域市市長エクレム・イマムオールを標的にした。

イマムオール市長は、ある魚屋[兼レストラン]で撮影された写真によって標的にされ、写真がいつ撮影されたのかに関する詳細は議論発生後に明らかになった。

その日中議論の元となっていた主張について、料理店の経営責任者がそうした訴えを否定した後、新聞記者のムラト・アウレルは、料理店経営責任者とイマムオール市長に話しを聞き、昨日の18時前後にイマムオール市長が料理店に居た、と書いた。

イマムオール市長は、昨日の深夜「魚料理店で食事をした」件に関する論争について発表を行った。

■イマムオール「イスタンブル[市政]を失った消化不良がここまで極まった…」

ソーシャルメディア・アカウントでシェアをしたイマムオール市長は、「私は19時間ずっと現場や防災対策センターから雪害対策を指揮していたのに、1時間の食事休憩についてすら口出しされるくらいに」と書いた。

イマムオールのシェア内容は以下の通りである。

・雪はイスタンブルだけでなく、全国に悪影響を及ぼした。アンカラ-イスタンブル間の国道は通行止めになった。イスタンブル空港や連絡路では未だに支障が続いている。しかし「弱者に責任転嫁する」前例で知られているメディアでは、ある事ない事をイスタンブル市に着せる。

・三年間続くイスタンブル[市政]を失った消化不良がここまで極まった、私は19時間ずっと現場や防災対策センターから雪害対策を指揮していたのに、1時間の食事休憩についてすら口出しされるくらいに。

・これまで我々は政府や区自治体と連携して努めてきており、これからも努め続けていく。何千人もの職員の働きがある中、19時間の労働に対する1時間の食事休憩がなぜ問題視されようとしているのかは明らかである。我々の国民はこの消化不良[の理由]をよく知っている。


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:52302