シリア:シャイーラート航空基地への爆撃、イラン系勢力を狙ったものか(1)

2022年11月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア中部の航空基地に対するイスラエルの爆撃で兵士2人が死亡

【カイロ:諸通信社】

『シリア・アラブ通信社』(SANA)は、シリア政府軍の話として、日曜日にイスラエルのミサイルがヒムス県にある主要な航空基地に着弾し、兵士2人が死亡し、3人の負傷者が出たと報じた。

複数の軍事筋が述べたところよると、最近イラン系の空軍がシャイーラート航空基地を使用している。

シリア国営テレビ局は「侵略」についての短い動画を放映したが、その他の詳細については言及しなかった。

公的な声明を出す権限を与えられていないある軍事筋によると、この爆撃は、ヒムス市南東部の広範な領域に置かれた航空基地の滑走路を標的としていた。

一方イスラエル軍のスポークスマンは当該の爆撃についての質問に対し、自身が「他国の報告にはコメントしない」と回答した。

同筋によると、ロシア軍は過去3年間、シャイーラート航空基地で滑走路のほか、格納庫を含む地下施設に対する大規模な拡大作戦を実施してきた。

一方匿名を希望するある治安筋は、最近イラン系の空軍が使用していたシャイーラート航空基地の付近に、ロシア軍が駐留していると述べた。ロシアは、シリアで大きな軍事プレゼンスを有している。

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翻訳者:浪内紫雲
記事ID:52445