大国民議会でウクライナに関する極秘会議開催、国家機密へ

2022年03月02日付 Cumhuriyet 紙

メヴリュート・チャヴシュオール外相は、大国民議会でウクライナ危機に関し情報共有を行った。公正発展党(AKP)の提案により非公開で行われたセッションの内容は「国家機密」となる。

ジェラル・アダン議長代理のもと、大国民議会総会が招集された。アダン議長代理は、ウクライナで起きている情勢に関し、議会としての責任を果たすと述べた。

アダン議長代理は、議会の名のもとにメヴリュート・チャヴシュオール外相に20分間、議会に会派を持つ政党の代表にそれぞれ10分間、それ以外の議員に5分間の答弁を許可した。

■AKPの希望により非公開で実施
公正発展党の会派はセッションを非公開で行うよう求め、許可された。議員でない者が議場を後にすると、非公開で会議が続行した。非公開セッションが開始する前、議会担当記者が待機する委員会の控室からも退去が求められた。

チャヴシュオール外相は非公開セッションにて、ロシア・ウクライナ戦争および周辺地域における状況について議員らに情報共有を行った。外相は、〔ロシアの〕攻撃を終わらせるためトルコが行う介入およびトルコ国民の避難について情報共有をしたとされた。委員会における非公開セッションは〔本記事執筆時〕現在も続いている。

■「国家機密」となる見込み
〔テレビ局の〕 NTVは、本会合で共有された全ての情報は「国家機密」となる見込みであると報じた。非公開セッションでは誓約を行った速記係が議事録を取る。非公開セッションの議事録は後ほど、書記係によって封筒に蝋で封印され議会のアーカイブに保存される。

会合に参加した議員がこの件で発表を行うことは禁じられる。


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翻訳者:今城尚彦
記事ID:52769