親露チェチェン兵、マリウポリで活動

2022年03月27日付 Cumhuriyet 紙

露ウラジーミル・プーチン大統領への支持で知られるチェチェン共和国の指導者ラムザン・カディロフ大統領が、ロシアのウクライナ侵攻のなかでも特に激戦地となっているマリウポリ市でのチェチェン兵の姿をソーシャルメディアで共有した。

2月24日に開始されたロシアのウクライナ侵攻は、最激戦地域の筆頭であるマリウポリ市で続いている。

戦争開始初日から露ウラジーミル・プーチン大統領を支持していることで知られるチェチェン共和国ラムザン・カディロフ大統領が、昨日(3月26日)、ロシアのウクライナ侵攻のなかでも特に激戦地となっているマリウポリ市で、チェチェン兵が市庁舎を占拠したと明らかにした。

さらに今日(3月27日)、カディロフ大統領はソーシャルメディアTelegramのチャンネルで、プーチン大統領と露メディアがウクライナ侵略を正当化するために用いている表現を繰り返し、チェチェン兵が「ナチスの土地」を浄化したとして、マリウポリにいるチェチェン兵の画像を共有した。

ソーシャルメディアであっという間に拡散された動画では、チェチェン兵グループがマリウポリ市の建物に重火器による攻撃をくわえ、一方でアッラーを称えるタクビールを唱えている。また、チェチェン兵らが破壊されたアパートを示しながら喜んでいる。

■状況は危機的

国連は声明の中で、(マリウポリ)市内の共同墓地に関する情報を入手するために当局と連絡を取っていると述べた。

また、ウクライナの国営テレビで、マリウポリ市のヴァディム・ボイチェンコ市長が、市街中心部で衝突が発生しており、同市の状況は引き続き危機的であると述べた。

なお、カディロフ大統領は、木曜日にチェチェン軍がマリウポリ市庁舎を占領したと主張しているが、この真偽はまだ確認されていない。


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翻訳者:原田星来
記事ID:53108