イスタンブルで露宇協議、チャヴシュオール外相「最も意味深い進展があった」

2022年03月29日付 Milliyet 紙

メヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ロシア−ウクライナ和平協議代表団の会議ののちに、大統領府ドルマバフチェ事務所において発表を行った。チャヴシュオール外務大臣は、停戦協議において最も意味深い進展が今日起きたと明らかにしながら、印象的なメッセージを述べた。

メヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ロシア−ウクライナ停戦協議代表団がイスタンブルにおいて会談を行ったのちに、発表を行った。チャヴシュオール大臣が会見で述べた初めの言葉は以下の通り。「我々の大統領閣下が危機の当初から今日に至るまで両国の大統領であるプーチン氏とゼレンスキー氏を筆頭に、重点的な外交を行った。この枠組みにおいて、3月10日にアンタリヤにおいてロシアとウクライナの外務大臣であるラヴロフ氏とクレバ氏を我々は会見させた。この会議のすぐ後に、我が大統領閣下の指示を受けて私はラヴロフ氏とクレバ氏と会見するためにモスクワとリヴィウを訪ねた

今日も、両国の停戦協議代表団をイスタンブルで会見させることができた。会議の開催がエルドアン大統領閣下によって行われたことは、両国を、そして和平が確立されることを我々が重要視していることを示している。全ての側面において両国が接近することを本日我々は嬉しく思って見ている。このプロセスに貢献すること、それを支えることに大きな喜びを感じている。常に我々が強調しているように、第一の議題は即座に停戦を確立し、恒久的な政治的解決に道を開くことである。何千もの人々が亡くなったことに、何百万人もの人々が住む場所を追われることにつながるこの戦争は終わらせられなければならない。本日ここで実現した会議においてこの議題において一定の歩み寄りが行われていると見ている」

■「最も意味深い進展が本日起きた」
「いくつかの議題においては共通の見解に至った。停戦協定が始まってから最も意味のある進展が本日起きた。より難しい問題がより高いレベルにおいて話し合われると見ている。今後のプロセスにおいて両国の外相が会談を行い、合意を行うことで決定されると予想している。その後、両国の大統領が会談を行うと言われている。アンタリヤで行ったように、両側と本日別々の会談を行った。両国がすぐに停戦を行うことを我々は推奨した」

■今日に至るまでロシアから退避したトルコ国民
「会談において別の議題と併せて、人道的支援と人道回廊の開設についても話し合った。今日に至るまで1万6500人以上のトルコ国民をウクライナから退避させた。トルコ国民と第三国の国民の退避のために両国及び国際機関と協力しながら働いている。現地から出られなくなっているトルコ船籍の船の脱出と航行の安全性に関しても我々は触れた。今日の会談は、以前の会談と同じく両国がトルコに対して信頼を置いていることを示している。我々への信頼と我々の責任を我々は自覚している。流血を止め、停戦を確立し、恒久的な和平に至るために国際社会と協力しながら我々の仕事を続ける」


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:岩田和馬
記事ID:53155