ウクライナで拘束のヴィクトル・メドヴェドチュクの妻、エルドアンに支援要請

2022年04月14日付 Hurriyet 紙

トルコは、ウクライナ危機の解決に向けもっとも重要な仲介者の役割を続けている。ウクライナで逮捕された「野党プラットフォーム―生活党」のリーダー・ヴィクトル・メドヴェドチュクの妻オクサナ・メルチェンコさんは、この野党政治家の解放に向け、タイイプ・エルドアン大統領に支援を求めた。オクサナ・メルチェンコさんは、YouTUBEの個人アカウントからメッセージを発表し、「尊敬するエルドアンさん」と呼びかけたメッセージで、自身がヴィクトル・メドヴェドチュクの妻であるとし、次のように述べた。

「私は野党リーダーでウクライナの国会議員ヴィクトル・メドヴェドチュクの妻、オクサナ・メルチェンコです。あなたに支援を求めます。4月12日、私の夫は、ゼレンスキーの私的な指示により、ウクライナ安全保障局により、法に反する形で拘束されました。今も、法に反し、知らされていない場所に人質としてとらえられています。以前にも、政治的な裁判で夫を有罪にしようとしました。夫は、いかなる法律も犯していません。夫の身に降りかかり、また今も続けていることは、ウクライナの法原則や国際法に完全に反するものです。夫を、強制的に捉えられたことを、テロの試みだと思います。」
 
一方、ロシアのスプートニク通信の情報によると、メルチェンコさんは、次のように支援の呼びかけを続けている。

「大統領閣下、あなたは平和的な対話を支持しているいます。私たちの国ウクライナの友であることを、何度もおっしゃっています。ロシアの友でもあられます。それを信じています。トルコの諺に、『よき友は暗黒の日にわかる』といいます。私の家族、私自身、ヴィクトルとの間に生まれた子供たちは、今、「暗黒の日」の中にいます。ヴィクトルには命の危険があり、私はそれを恐れています。あなたには大きな権限があります。彼らはあなたのことを尊重し、あなたの言葉には耳を貸します。」


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翻訳者:トルコ語メディア翻訳班
記事ID:53272