エルサレム:イスラエルが復活祭「聖火の奇跡」儀式への参列者らを妨害(3)

2022年04月24日付 al-Watan 紙

■ハンナー大司教:占領部隊は武器を持って聖墳墓教会に入った…ラマッラ:キリスト教徒の感情の軽視...数千人のパレスチナ人らが、敵の弾圧にもかかわらず、聖墳墓教会内で「聖火の奇跡」を祝った。

【諸通信社】

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大司教はまた、占領軍が武器を持って聖墳墓教会に入りキリスト教徒および礼拝者を挑発したと指摘し、同軍の兵士らはキリスト教のもっとも重要な祝祭日に前代未聞の有様で礼拝者らを攻撃したと語った。

一方『フィラスティーン・ヤウム通信』は昨日土曜日、ハンナー大司教の発言を引用しつつ、同司教が「アクサー・モスクに対する時間的・空間的な分割を拒否するとともに、イスラム教徒に対するイスラエル占領軍の危険な挑発行為の数々を断固として非難している」ことを伝えた。

ハンナー大司教は、エルサレムの全てが標的とされ冒涜されているのであり占領軍は一人も例外としないことを強調して、「(占領軍が)イスラム教徒をその聖域と祝祭日において標的にしているように、キリスト教徒もまたその聖域と祝祭日において標的にされている」と述べた。

大司教は、エルサレムではイスラエル占領軍によって前例のない制限措置が複数課されていることを指摘しつつ、キリスト教の宗教施設および復活祭を含む諸祝祭日を狙って計画されていることの危険性について警告した。

さらに大司教は、「我々は一つのパレスチナの家族として、一つの塹壕の中で一致団結しなければならない。なぜなら団結こそが、我々の訴える権利を守るうえで我々の力となるからだ」と語った。

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翻訳者:下宮杏奈
記事ID:53328