シリア:シリア軍が有志連合によるダイル・ザウル市への空爆に対抗、各地ではテロリストらのせん滅作戦に従事(2)

2022年05月08日付 al-Watan 紙

■砂漠地域で多数のイスラーム国戦闘員を殺害…緊張緩和地帯では「ヌスラ戦線」を標的に…占領国トルコはハサカ県郊外への攻撃を行う…シリア・アラブ軍はダイル・ザウル市のハウィージャ・カーティアを標的にした米軍によるものと思われる空爆攻撃に対しミサイルで対抗

ハウィージャ・カーティアは、ダイル・ザウル市内を通るユーフラテス川の中央部にある島であり、、北方100メートルにフサイニーヤ村、西部に吊り橋、南部にはハウィーカ地区がある。島の面積はわずか2平方キロであり、農耕地である

一方ロシアの『スプートニク』紙は、「ダイル・ザウル市の北部で連続した爆発が鳴り響き、その音は同市の近郊部からも明白に聞くことができた」と伝えた。

さらに「それらの爆発は、米軍が主導する非合法の『有志連合』の航空機複数機による攻撃に起因し、ハウィージャ・カーティアとダイル・ザウル市北部のユーフラテス川両岸を結ぶ仮設橋の間に位置する地域が標的となった」と伝えた。なお、この攻撃による仮設橋への被害の発生については否定した。

一方スプートニク紙が伝えたある治安筋の声明によると、空爆攻撃はダイル・ザウル市北部にあるハウィージャ・カーティア地区付近の複数の拠点を標的にした。また同筋は工兵部隊と技術部隊が、発表に備えた損害の見積もりに従事していることを明らかにした。

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翻訳者:石川修伍
記事ID:53411