シリア:アサド大統領がモーリタニア議会代表団を迎える

2022年05月17日付 その他 - Snack Syrian.com 紙

■アサド大統領がモーリタニア議会代表団を迎える。「この地域に対する戦争は思想的かつイデオロギー的であり、軍事的な戦争よりも危険である」

【スナック・シリアン・ドットコム】

シリアのバッシャール・アサド大統領はモーリタニア議会代表団と面会した際、「この地域に対する戦争は思想的かつイデオロギー的である」としつつ、「それは軍事的な戦争よりも危険である」と述べた。

アサド大統領は、モーリタニア国民議会内のモーリタニア・シリア友好委員会のムスタファー・スハイブ委員長が率いるモーリタニア議会代表団を迎えた。シリア大統領府によると、その際アラブ地域の現状について、また自身のアイデンティティを保持し、それに固執することを通して同地域に安定をもたらすという諸国民の基本的な役割について議論がなされたという。

さらに同大統領は、同代表団との対話のなかで、「この地域に対して行われている戦争は、基本的に思想的かつイデオロギー的である」と述べ、「それは軍事的な戦争よりも危険かつ有効である」と付言した。さらに同大統領は「モーリタニアの人々は、(シリアからの)地理的隔たりにもかかわらず、歴史の様々な段階において、常にアラブ的なアイデンティティ・帰属に結ばれ、またそれに固執してきた」との見解を示した。

アサド大統領は、両国の議会あるいは民間使節団が相互訪問することの重要性について言及した。さらに、こうした活動の結果を活用することにならび、それらを両国の国民を接近させ、彼らの利益に資するするためのアイデア・指標へと変えるよう呼びかけた。


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翻訳者:木戸 皓平
記事ID:53454