ストルテンベルグNATO事務総長「解決を確信」

2022年05月24日付 Hurriyet 紙

ストルテンベルグNATO事務総長は、「トルコは、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟に関する懸念を表明した。我々は解決方法を見つけられると確信している」と発言した。

ストルテンベルグNATO事務総長は、世界経済フォーラムで講演を行った。

ストルテンベルグ事務総長は、テロ組織PKK(クルド労働者党)を支援するスカンディナヴィアの二国、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟に対するトルコの拒否権の行使に関して、「我々は、トルコと協議し、トルコの懸念を取り除く必要がある。これが上手くいくと確信している。トルコは最も多くのテロ被害を受けているNATO加盟国であり、そのため彼らの不安を取り除く方法を見つけなければならない」と述べた。

事務総長は講演で、ウクライナにおける戦争にも言及し、「NATOはロシアがウクライナを侵攻した時点で、それに対処する体制が整っていた」と述べた。

■プーチン大統領の計画、総崩れ

一方でロシアは、隣国フィンランドと北欧スウェーデンに対し、NATOに加盟しないよう長期にわたって警告を発している。
しかしながらプーチン大統領の命令で始まった戦争後のロシア政府の計画は、いわば総崩れの状態にある。
というのも、ウクライナ侵攻後、二国がNATO加盟するための第一歩を踏み出したからだ。


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翻訳者:金子萌
記事ID:53482