シリア:シリア民主軍はトルコが軍事作戦の実施を示唆したことについて初のコメントを発表

2022年05月24日付 その他 - Rudaw.net 紙

■エルドアン大統領の発言に対して初のコメント…シリア民主軍「トルコはイスラーム国の残党らを再度活発化させようと試みている」

【ルダウ・ネット】

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が最近、シリア北部で新たな軍事作戦を始動するとの脅迫を行ったことをうけ、シリア民主軍はトルコが「イスラーム国の残党らを再び活発化させようとしている」として非難した。

シリア民主軍はルダウ・ネットがそのコピーを入手した声明のなかで、次のように述べた。「トルコ国家による情勢の過熱化および占領力の提示は、安定に打撃を与える試みとして、そしてイスラーム国の残党らを再び活発化させようとしている占領国(トルコ)による自然な反応として現れたものである」。

同軍はさらに「シリア北部・東部において国際的な責任勢力の分布や展開構造に、いかなる戦略的変化が生じていない」ことを確認した。

さらにシリア民主軍は、トルコが同軍の管理地域に対して新たに軍事作戦を計画していることに関して、同軍部隊が「シリア北部・東部の諸地域に対して予想される、トルコがもたらす実際の脅威の程度を検討している」としながら、同時に「国際的な担保勢力との情報交換」を行っていることを明らかにした。

トルコのエルドアン大統領は昨日、ロジャヴァ地域(シリアのクルド地域)で新たな作戦を始動させるための準備が進行中であると発表していた。

(後略)


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:53487