トルコ・イスラエル外相会談-チャヴシュオール外相、イスラエル訪問

2022年05月25日付 Cumhuriyet 紙

トルコ共和国のメヴリュト・チャヴシュオール外相が、訪問先のイスラエルでヤイル・ラピド外相と会談した。両外相は、共同記者会見を開き、チャヴシュオール外相は次のように語った。

「親愛なるラピド外相ととても親しく、また率直に行われた対面会談と、代表団間の会談でのご対応に深く感謝する。我々は両国間の違いにも関わらず、持続可能な対話の継続が有益だという見解で一致した。これはそれぞれの国の機微性を互いに尊重することが基本でなければならない。この事は、単に我々二国間関係のためだけではなく、同時に我々の地域の平和の観点からも有益となるだろう。会談では地域的な問題に関する意見交換を行った、これについても感謝している。前向きな話題に取り組むことは、我々の対立問題により建設的な形で取り組む一助にもなるであろう。本当に、先のラマザン月に大統領レベルで行った会談は、平穏を守る努力にも貢献した。」

「我々は様々な分野における両国間関係に再びエネルギーを与え、今後これまでとは異なる諸組織の会合をまた招集し、民間航空に関する会議を再開することで同意した。」

「彼らはイスラエル国民がトルコをどれほど愛しているかに言及してくれた。私もここへ来て以来、あらゆるイスラエル国民から同じことを聞く。数字は既にこれを示している。昨年、イスタンブルは都市として、トルコは国として、イスラエル人観光客が平穏に過ごせる国として一番の都市と国になった。従って、我々もより多くの観光客が我が国の様々な都市を訪れることを期待している。」

「もちろん、我々はイスラエルとパレスチナの紛争についても話し合った。ご存じのように、私は昨日アッバース大統領とラピド外相と会談した。とても良い会談ができた。我々は、国際連合のパラメータによる二国間の紛争解決が、永続的平和のための唯一の解決策であると信じている。」

「私はエルサレム問題の機微を共有し、またアル=アクサー・モスクの神聖さに関する意識も共有した。我々の間の繋がりの正常化は、この対立の平和的な形での解決に、前向きな影響を与えると信じている。これまで常に、トルコは常に建設的な役割を果たしてきた。今、トルコは会談を目的とした努力に貢献し、責任を取る準備ができている。」


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:53490